【感想・まとめ】古から伝わるお金の真理

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こんにちは、takumaroです。

今回は、「漫画 バビロン大富豪の教え」を読んでみました。

本書は、1926年にアメリカで出版された原作を漫画化した作品になっており、現代にも通じるお金の知恵や働くことの大切さなどの基本法則を教えてくれる本となっています。数あるマネー本の原点などと言われていることから多くの人に読まれた「漫画 バビロン大富豪の教え」の感想を書いていきます。

目次

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あらすじ

バビロニアの壁画

古代バビロニアの貧乏な武器職人の息子バンシルが、バビロンの大富豪アルカドからお金の増やし方を教えてもらうところから物語はスタートします。教えを通してバンシルがお金持ちになるまでのサクセスストーリーとなっています。

お金持ちとは

大量のお金

本書でいうお金持ちとは、「お金の増やし方を知っている者」をお金持ちと言っています。

ただお金を持っている人たちはお金持ちではありません。

一般的にはお金を持っている人がお金持ちと思ってしまうかもしれませんが、頭のいい人や本を読んでいる人はこのことを知っている人は多いと思います。

黄金を増やす七つの道具

さて、お金持ちがお金の増やし方を知っている者という事で、増やすための以下の七つの教えが出てきます。

  1. 収入の十分の一を貯金せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. 貯えた金に働かせよ
  4. 危険や天敵から金を堅守せよ
  5. より良きところに住め
  6. 今日から未来の生活に備えよ
  7. 自分こそを最大の資本にせよ

ここではお金を貯める教えの1番目と2番目だけ紹介しますが、全ての詳細が気になる方はぜひ本を読んでもらいたいです。今ではYoutubeなどで解説してくれている動画もあるのでそちらを参考にしてください。

1.収入の十分の一を貯金せよ

豚の貯金箱

 

七つの教えの中で、原点として基礎の誰にでもできる教えです。文字通り収入の十分の一を貯金するだけですが意識しないと中々難しいですよね。しかし、働いてさえいればシンプルにお金を増やすことができます。

2.欲望に優先順位をつけよ

お金の優先順位

この教えは、1番目の教えとセットです。収入の十分の一を貯金してしまうと使えるお金は減ってしまうので、お金の使い先に優先順位が必要となります。ただ生きるだけでもお金がかかる世の中です。使えるお金が限られている以上は優先順位をつけないとお金の悩みは増え続けます。

また、月々の固定費なども見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。家計簿アプリなどを取り入れてどのくらいの額が生活に必要なのかを把握するなど。

お金はおまけ

物語の最後、バンシルはお金持ちになり国の王女と結婚します。そして、義理の弟の王子とキャラバンに向かいます。道中バンシルは王子に「お金があるのになぜ働くのか?」と問われます。王子は生まれながらに金があり働く必要性を感じていません。

しかし、バンシルは「お金なんておまけだ」と言い返します。物語の中盤でバンシルは戦争で親もお金も失い借金を背負い腑抜けになってしまいますが、紆余曲折をへて借金を返していきます。借金返済で働いても大富豪になる夢は叶わないと今の現状を嘆きますが、次第に今を懸命に働こうと考え方を変えていきました。労働の「感謝」が「お金」というものに形を変えて支払われていることを知り、人に感謝されるように懸命に仕事と向き合います。それさえ続けていれば必ず光が差すと。

と、長々と書きましたが本書では、お客や同僚、家族などに喜ばれるように仕事と向き合う労働の喜びを伝えたかったのではないでしょうか。

まとめ

最後にまとめると、本書ではお金を増やす7つの道具として実践的な考え方と働き方について教えてくれる名著だと思いました。

まずは、収入の十分の一を貯金することから始めてください。

また、実際に働いていると、できて当たり前と思われ表面上は感謝される場面は少ないし、給料は嫌なことをした対価として払われていると思い働く意味を見失ってしまいます。そんな時は、誰かを喜ばせたいと思いながら労働しましょう。

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