こんにちは、takumaroです。
今回は、『まんがで変わる 仕事は楽しいかね?』を読んだので要約と感想を書いていきます。
本書は、仕事との向き合い方についてベストセラーの「仕事は楽しいかね?」の漫画版です。漫画版ということで現代の日本を舞台としたオリジナルのストーリーなどがあり大変読みやい作品となっております。
ちなみに僕は、原作の「仕事は楽しいかね?」は未読です。
仕事は大切なモノではないですが、多くの人は1日の3分の1以上の時間を仕事をしています。その仕事を楽しいと思えれば人生を豊かにできるのではないでしょうか?
この本は、仕事を楽しいと感じてもらうための一冊となっています。
目次
こんな人におすすめ
- 仕事に対して退屈や不満を感じている人
- 読書が苦手だが、自己啓発本を読んでみたい人
- オリジナル版を読みたいけど、時間がない人
オリジナルストーリー
デザイナーを目指しながら、喫茶店でアルバイトをしている主人公の小杉奈津(32)。現状に不満はないものの漠然と不安を感じている中、マックス・エルモア(70)という実業家と出会います。エルモアから色々なことを教わりながら仕事に対しての楽しみを模索していくストーリーとなっています。
本書が一番伝えたいこと
試すことに失敗はない
本書で一番伝えたいことは、色々なことを『試してみる』ことです。
多くの人は、仕事に対して「仕事がつまらない」「会社を辞めたい」「毎日が退屈」という不満を持ちながら、「会社を辞めるのは怖い」「自分が何かしたって変わりっこない」「何事もなく今日の仕事を終えたい」と進んで退屈を受け入れています。
その結果、退屈と不安を抱えたまま時間だけが過ぎていき負のスパイラルに陥ります。
そういった負のスパイラルから抜け出すには、色々なことを「試す」ことで、毎日、違う自分を見つけていくことが本書の一番伝えたいことだと思います。
目標の弊害
目標を目的にすることを本書では否定しています。
ずっとなりたいと思っていた仕事をしているのに、幸せを感じられないことがあります。こういった人は、計画を立てることに依存しすぎている状態で、本書ではこの状態を『目標の弊害』と読んでいます。これは、「多くの人は、自分がどんな仕事が大好きか、どういう仕事をこの先ずっと朝から晩までしたいかわからない」ことが原因です。夢を実現させても仕事が楽しくなるかは別問題です。目標に縛られないことが大切なのです。
成功している人の多くは、仕事に対する目標を人生のある時点で変更しています。かの有名な「ハリー・ポッター」の作者J・Kローリングは教師をしながら趣味で執筆していましたが、一度も完成させたことはなかったらしいです。しかし、離婚をきっかけに教師を辞め生活保護を受けながら「ハリー・ポッター」を完成させました。
J・Kローリングは一例ですが、昔の夢に固執せずに成功した人たちのほうが多いのです。
目標を立てても未来は誰にも予測できません。目標に縛られず今と向き合い柔軟な考えが必要なのです。
問題と仲良くする
試すことに対してまずは、目の前の仕事などの問題と向き合いましょう。仕事では多かれ少なかれ何らかの問題を抱えているはずです。そういった問題が試すことへのきっかけになったりします。問題はチャンスと思いましょう。問題は必ずしも解決しなくてもいいのです。
その際に、新しいアイデアを生み出す方法として本書では以下の3つのリストが紹介されています。
- 問題点を書き出す
- 仕事でやったミスを書き出す
- 仕事でやっているすべてのことをリストアップする
このリストから、なにか試せることがないか探してみましょう。
まとめと感想
本書のまとめになりますが、色々なことを試すことが仕事を楽しくするといった内容でした。
僕もそうですが、どんな仕事が大好きか、どういう仕事をこの先ずっと朝から晩までできるかは30年生きてきてもわかりません。何が好きかなんて人それぞれなので試すことで見つけていきましょう。人と違っても恐れずに挑戦していきましょう。
本の内容自体は、成功者やインフルエンサーなどが同じようなことを伝えてきていますが、本書を読んだことで問題に対してポジティブなイメージを持つようになりました。
興味があれば是非、読んでみてください。
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