今回は、世界的ベストセラーの「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだので内容を簡単に説明し個人的な感想を書いていきたいと思います。
この本との出会いは、会社の先輩からネットワークビジネスの勧誘によく使われるという話を聞いたのが始まりでした。そして、僕自身が実際にネットワークビジネスの勧誘にあった際に持ち出された本でもあったのでずっと読むことを嫌厭していました。
しかし、友達や職場の人が読んでおすすめするほどの本なので実際に自分で読んで判断してみようと思い読んでみました。
僕がネットワークビジネスの勧誘にあった話は別記事で紹介しています。
目次
内容
タイトルにある「金持ち父さん」と「貧乏父さん」についてですが、著者のロバート氏の実際の父親は「貧乏父さん」で「金持ち父さん」というのは、幼馴染のマイクの父親のことです。
ロバート氏は「お金持ちになる方法」を幼馴染のマイクとともに金持ち父さんに教わることになります。
金持ち父さんの6つあり、現在社会にも通じるものがあります。お金持ちになる考え方の指針になるような内容が本書には書かれています。
簡単な要約
恐怖の奴隷にならない
大半の人は、お金のために働いています。お金を持たずにいることが怖いから働く、働いた結果給料をもらうと欲張りになり、もっとお金があればあれやこれも買えると考えます。この時の人生のパターンを「ラットレース」といいます。
ラットレースは生活のために、給料を増やそうと仕事を頑張り、給料が増えて金銭的に余裕ができたらから家や車をローンで買う、そしてその支払いのためにまた仕事を頑張り、給料がまた増えるけど子供の教育費やローンなどでいつまでもお金の問題が解決しないパターンのことです。ハムスターが回し車を回すようにラットレースにはまってしまうといくら頑張っても抜け出すことが難しくなります。しかし、本当にお金持ちになりたいならラットレースから抜け出して恐怖ではなく、頭を使って頑張って働く以外にいい方法はないか考えるのが必要があります。
資産を買う
金持ちと貧乏人の違いは、金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買い資産だと思い込むということです。まずは資産と負債について説明していきます。
・資産 ポケットにお金を入れてくれるもの ・負債 ポケットからお金を取っていくもの
持ち家は負債だという話は本書を読んだことがない人でも知っているかと思いますが、持ち家にはローンや固定資産税などお金を払うものが多いので負債という考え方になります。
一方で、資産とは具体的に言うと株や債券、収入を生む不動産、借用書、音楽や本の著作権など自分が働かなくてもお金を生むビジネスだと本書では説明されています。そして金持ちは資産でお金を増やして余ったお金で家や車といった高額なものを買うのです。
とりあえず行動してみる
お金持ちになるには資産を買うことが重要ですが、大抵の人はこういった経験してきておらずリスクを負いたくないがためにやらないでラッドレースを続けてしまいます。ですが、まず大事なことは実際に行動してみることなのです。自転車に乗るのもそうですが、実際に乗ってみて転んでを繰り返して乗れるようになるので、挑戦して失敗して改善するを繰り返すのが大切です。なので、実際に税金について知りたければ、確定申告を自分でやってみたり、投資について興味があるのであれば多少の投資をしてみるのがいいでしょう。
金持ち父さんの6つの教え
金持ち父さんの6つの教えをまとめると以下の6つになります。 ・金持ちはお金のためには働かない ・お金の流れの読み方を学ぶ ・自分のビジネスを持つ ・会社を作って節税する ・金持ちはお金を作り出す ・お金のためでなく学ぶために働く
感想
ネットワークビジネスの勧誘にあった僕が、実際に読んでみた感想は偏見だけで読まなかったことが勿体ないと思えるような内容でした。本書は著者のロバート・キヨサキ氏が金持ち父さんから受けた「お金」に関する教育の内容が記載されています。「お金」の本質的な仕組みは学校や会社では教わることができない為、全ての人が読んでおいて損はないと思っています。僕も基本的なキャッシュフローを把握するために家計簿を始めました。なんでもやらずに諦めるより行動してみるのが一番大切です。
ネットワークビジネスの勧誘に使われていて胡散臭い本と偏見を持たず一読する価値はあると思います。ただし、著者のロバート氏は本書でセールスの技術を学ぶためにネットワークビジネスを進めているのは事実ですが、僕には人との信頼関係を損なってまで得る技術なのか疑問に思う。実際に勧誘被害はあるのでお気を付けください。
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