【体験談】30歳の職業訓練劣等生 紹介編

訓練 職業訓練

こんにちは、takumaroです。

突然ですが、僕は仕事を辞めました。現在は、職業訓練を受けています。

今回から職業訓練シリーズとして記事を書いていきます。今回は紹介編です。

同じように「仕事を辞めて転職活動中の人」や「仕事をやめようか悩んでいる人」、「コロナの影響で失業してしまった人」に向けて職業訓練という選択肢があることを伝えていきたいです。

目次

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職業訓練とは

職業訓練とは、就職を目的としたスキルや知識を基本的には無料で習得できる公的な制度です。科目は多種多様で、期間は3~6ヶ月なかには1~2年にかけて長期的なコースもあります。

正式には「公的職業訓練」といい、失業保険を受給している求職者を対象とした「公共職業訓練」と失業保険を受給できない求職者を対象とした「求職者支援訓練」と2つに分類されています。

応募資格

受講開始日までに離職済みで、ハローワークに求職申し込みをしており、受講開始日から1年以内に「公共職業訓練」または「求職者支援訓練」を受講していない人。

 公共職業訓練と求職者支援訓練の違い

対象

公的職業訓練

主に失業手当の受給資格がある人が新しいスキルを身につける訓練を受けられる。いわばお金を貰いながら勉強できる制度です。

失業手当を受給している人が主な対象ですが、受給予定の人でも訓練を受講することができる。

僕が受講しているのはこちらの訓練になります。

求職者支援訓練

公的職業訓練とは逆に失業手当の受給資格がない人が対象の訓練です。受講手当として月額10万円貰いながら勉強できるが、支給要件に本人収入が月8万円以内など制約が多い。

給付金

公的職業訓練

基本手当として失業手当を貰えます。失業手当に関しては離職前の6ヶ月の賃金を元に計算されるため人それぞれ異なります。在職中の方であれば以下のサイトで計算してどのくらいの額になるのか確認することをおすすめします。訓練中に受給期間が終了しても延長することもでき、離職後の3ヶ月の給付制限を前倒して受給することができます。

失業手当の計算サイトへ

他には、交通費も負担してもらえます。

受講手当として訓練を受講した日ごとに500円支給されますが、最大40日分なので2万円の支給があります。

求職者支援訓練

一定条件を満たす必要があるが訓練期間中は月額10万円の支給があります。

支給要件

次の要件を全て満たすことが必要です。

1.本人収入が月8万円以下(※1)
2.世帯全体の収入が月25万円以下(※1、2)
3.世帯全体の金融資産が300万円以下(※2)
4.現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
5.全ての訓練実施日に出席している(※3)
(やむを得ない理由がある場合でも、支給単位期間ごとに8割以上(※4)の出席率がある)
6.世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない(※2)
7.過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない

※1 「収入」とlは、税引前の給与(賞与含)、事業収入、役員報酬、不動産賃貸収入、各種年金、仕送り、養育費その他全般の収入を指します(一部算定対象外の収入もあります)。
※2 「世帯」とは、本人のほか、同居または生計を一にする別居の配偶者、子、父母が該当します(内縁の関係にある者は「配偶者」とみなします。内縁の関係にあるか否かの確認は、住民票謄本の続柄等の「夫(未届)」等の記載によって確認します。)。
※3 「出席」とは、訓練実施日に全てのカリキュラムに出席していることをいいます。ただし、やむを得ない理由により訓練に遅刻・欠席・早退した場合で、1実施日における訓練の2分の1以上に相当する部分を受講したものについては、「1/2日出席」として取り扱います。
※4 「8割以上」の出席率とは、支給単位期間ごとに訓練実施日数から欠席した日数と「1/2日出席」した日数を控除して出席日数を算定(端数が生じた場合は切り捨て)し、支給単位期間ごとに訓練実施日数に占める当該出席日数の割合が8割以上であることを指します。

引用:「厚生労働省 職業訓練受講給付金(求職者支援制度)」

開講日

公的職業訓練

基本的に毎月初めに開講。

求職者支援訓練

基本的には毎月中旬(16日頃)に開講。

職業訓練校のメリット

お金を貰いながらスキルを身につけられる

なんと言っても、お金を貰いながらスキルを身につけられるところが一番大きい。受給制限も短縮できるので難しいですが離職日をコントロールして上手く無収入の期間をなくすことも可能。ただし、僕も受講が始まったばかりでどこまでスキルが身に着けられるかは未知数です。

興味のある業界を知ることができる

コースによるかもしれませんが、僕の通っている訓練では講師の方が現場出身の方なので実業務についてや業界について色々教えてもらうことができなんとなく理解を深めることができる。

生活リズムを改善できる

人によっては、離職中に昼夜逆転してしまうことが多い。僕もその一人でした。しかし、訓練が始まってからは正しい生活リズムで過ごすことができている。

人に合う機会が増える

NEETになると人と会う機会がなくなります。僕みたいに訓練されたボッチは耐えられると思いますが、人とのコミュニケーションのとり方を忘れるでしょう。しかし、訓練で人と接する機会があるので疎外感は消えます。また、いろいろな経歴の人がいるので意外と面白いです。変な人も多いという意見もちらほら見かけますが。

学割が使えたりもする

コースによってはAdobe製品などで学割が使えます。

職業訓練校のデメリット

申し込み期日が短いし受講までの期間が長い

東京都の場合は月末から翌々月の申し込み(12月開始なら9月末に申し込み開始)が始まりますが、申し込み期日が2週間くらいしかありません。絶対ではないですが希望しているコースが人気だとハローワーク職員から施設見学を勧められます。施設見学も事前予約が必要であり決められた日時でしかやっていないので意外と忙しい。また、応募してから合否の通知を受け取るまで約1ヶ月かかリます。ただし、申込み時点で離職していなくても申し込みすることはできます。

合格できるかわからない

応募しても合格できるかはわからない。毎月色々なコースで募集はあるが希望しているコースが有るかはわかりません。また、受講者の中で3回受けてやっと受講できる人とかもいました。失業手当を受給するほうが早かったりもするみたいです。

就職できるかは自分次第

受講しているコースの内容を活かして就職できればいいですが、職業訓練を受講したからといって希望職種に就職が約束されたわけではありません。あくまで幅を広げたり基本的な技術や知識を訓練で得られるだけです。就職活動も同時に進めないと訓練終了後ニートに戻る可能性もあります。

お金に困る

訓練が始まるまで毎月の収入がないのでやはりお金は必要になる。失業手当をもらうにも色々と条件があるのでフルタイムのバイトとかができない。また、手当はありますが普通に仕事をしていた時より節制しなければならないので一人暮らしだと貯蓄しておくといいです。子供部屋の人は最高でしょうね…

まとめ

職業訓練には大まかに失業手当をもらえる「公共職業訓練」と条件付きだが月額10万円の支給がある「求職者支援訓練」の2つがある。

職業訓練はお金貰いながら勉強できてメリットもあるけどデメリットもあります。しかし、一時の休息としてはいい制度だと思っています。

次回予告

次回は「【体験談】30歳の職業訓練劣等生 申込編 」を予定しています。

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